流浪ブログ 日々是好日 本とラジオと飯を作る日々

栃木県鹿沼市でひとり暮らし。レディオベリーとNACK5リスナー。外食は月に2回ほどであとは自炊している。

Eテレ ハートネットTV 熊本復興のいま 被災者の孤立。

https://www.nhk.or.jp/heart-net/

ドキュメンタリーとして最高の精度を誇るEテレ ハートネットTV。最近フジテレビのザ・ノンフィクションがイマイチなのでドキュメンタリー視たいときはハートネットTVにしています。月曜日から木曜日まで放送しているにも関わらず内容が濃くて深いんです。

 

さて、昨晩から2夜に渡って熊本地震の復興について特集してきましたハートネットTV。仮説団地では経済力のある世帯は引っ越す一方で、お年寄りや片親の世帯の生活は困窮している現状を放送。昨晩の放送を視て僕は涙腺崩壊しました。

 

そして今夜の放送ではみなし仮設を巡るボランティアの奮闘に密着。みなし仮設とはアパートやマンションを自治体が借り上げ被災者に住居を提供するというもの。 集団で避難する避難所に比べてプライバシーの保護が叶うという利点があったのですが、見知らぬ土地での孤立が浮き彫りになっています。特に懸念されるのが孤立死で、ボランティアの見回りだけでは把握しきれない被災者をどう保護するかが最大の課題に。難しい被災者の現状回復をもう一度考え直す時期に差し掛かっているのです。

 

仮設団地で中学生の孫のためにお金を残したいと語るお爺さんのやさしさに胸を打たれ、泣きました。まだまだ人間は捨てたものではないと思った瞬間でした。そしてまた自然災害について考え続けなければならないと、それが生きる宿命のような気がするのです。