アルピニストの野口健さんがラジオ―simple style JFN加盟各局―にゲスト出演したとき、こう話していました。―日本にいてもヒマラヤのような過酷な環境に、時々、戻りたくなるんですよ―
テントのなかでシャワーも浴びれず、それどころか雪崩や強風の危険もある極寒の高地に、ふと物思いにふけった時に頭をよぎるんですって。僕も今それに近い感じで、めちゃくちゃ寒かった今年の冬を少し思い出しています。本当に寒波がきつかった。僕の仕事は外の環境に影響されるので、身の危険すら感じました。でも今になって少しそれが懐かしいような。また冷え切った部屋の中で震えながら米を研ぎたいような、そんな気持ちになる時があります。
逆に春になって少し刺激が足りないのかも。人間には過酷な状況にも対応しながら生きる力があって、また次のハードルが来ても飛び越えられるように力を無意識にタメているような節があります。そういうチャレンジをいろいろやっていきたいですね。そんな生き方って活力がある気がします。
とにかく野口健さんの話は刺激になりました!