いや~おもしろくてあっという間に読み終わってしまいました。ビートたけしの考えるバカ論。曰く―バカには良いバカと悪いバカがある―として、程度の良いというか悪質でないバカは許そうとも語っています。
バカ論からは少し外れますが、ビートたけしの修行時代のエピソードも載っていてとても面白かったです。
この本バカ論ですが、そこまで辛辣でなく、おもしろさもあってスラスラ読めます。哲学的な論点はさすがビートたけしといったところ。運の総量について語っているあたりはそのまま哲学書でした。さらに―もしかしたら、朝目を覚ますと別の世界になってるかも知れない―というビートたけしの世界観も垣間見れます。
運の総量については、僕も普段から考えているのですが、人間万事塞翁が馬がまさに人生。だから仕事でしんどい目にあると少し安心します―これが次の幸せを呼ぶかも分からないね―