菅野仁さんの―友だち幻想―を読み終えました。スーッと入ってくる内容でスラスラ読めて仕事終わりの頭に心地よい本ですね。
本の内容は社会のなかで生じる人間関係を、著者がその構造と法則について俯瞰的に分析。現代日本の―友だち幻想―を乗り越えて、どう生きていくか考えよう。そんな内容でした。その心構えをいくつか明示しています。
特に参考になったのは―並存する作法―ですね。気にいらない人に対して、とれる手段は無視ではなく態度保留である。これは胸に刺さりました。クラスや会社で全員が全員、うまくやってくれるとは限らず、 ではどうするかといったら、表面上挨拶などをしっかりして後は距離を保つ。これは日本を生きる上で必須のスキルかもしれません。決して相手に不快な態度を録ってはいけない!
この本では高校っぽい教室の中の人間関係をモチーフにして語られてるところが多いです。やっぱり女の人の方が人間関係をより重視しているのでしょうね。
挿絵が本当にかわいくて良い!
箸井地図さんという人が描いたそうで、ちょうどいいところに載ってくる。