今年も大長編小説を二週に渡って放送!ジョン・スタインベックはノーベル文学賞を受賞したこともあるアメリカの作家です。怒りの葡萄は1929年に起こった世界恐慌に巻き込まれるかたちになった農民たちの苦悩と挑戦を描いた作品。
主人公トム・ジョードの波瀾万丈な人生と、その家族の絆。新天地に見据えたカリフォルニアに、果たして無事に辿り着けるのか。次回もこの作品を取り上げます!怒りの葡萄とはどういう意味なのでしょうね。
現在のアメリカでは経済的に貧しい層がどんどん分厚くなり、それが地域によって固定化され人種による分断が起こっています―ヒルベリーエレジーという本に詳しく解説が載ってます―この怒りの葡萄をいま取り上げる意味はそこにあるのかも。