流浪ブログ 日々是好日 本とラジオと飯を作る日々

栃木県鹿沼市でひとり暮らし。レディオベリーとNACK5リスナー。外食は月に2回ほどであとは自炊している。

Panasonic メロディアスライブラリー 小泉八雲 十六桜 乳母桜 3月24日(日) TOKYOFM

Panasonic Melodious Library【パナソニック メロディアス ライブラリー】- TOKYO FM - 小川洋子,藤丸由華 -

小泉八雲さんの乳母桜と十六桜。ギリシャで生まれ、日本に帰化した小泉八雲さんは耳なし芳一などの古典的な日本の怖い話を短編集としてまとめ、再興した人でもあります。今回は桜にまつわる、ガチ怖い話。

 

乳母桜は女の情念、十六桜は老侍の死に土産というか魂の転生を桜が受け止めた話でした。小泉八雲は仏教の―生き死にすべて連鎖する―という考えに影響を受け、日本の怪談に日本文学の真髄を見たのでしょうか。

 

桜ってなんとなく一筋縄ではいかないイメージがあります。実は病気に弱く、本来なら並木には向かない木でもあります。それを―キレイでなんか日本ぽい―というだけで街中や公園にぼこぼこ植えて、おざなりにしていると、美しさ半減。花の前に木であり、生命であることを改めて考えさせられた今週のメロディアスライブラリーでした。