帯の―見つける、育てる、実らせる―はこの本全体のメッセージで、そのものズバリの章はありませんでした。自分で考えて探せということでしょうかw
さて、 齋藤先生の本には全く外れがないことで僕の中では定評があります。今回も今まで読んだ斎藤先生の本には書かれていなかったことが何項目もあって、本当に懐の深い人なんだなと思いました。
特に―辛苦は幸せに通じるというよりも、辛苦こそ日常における生きる幸せである―という哲学には感銘を受けました。まさにストイック。辛さがなければ、生きている実感もないのですね。
どうしても―お金を稼ぐことだけでは人生が豊かにならない―と、そう感じている僕には出会うべくして出会った本だったと思います。齋藤先生の本のなかではミシマ社の貧乏のススメがオススメです。