今週のテーマはエーコの絵本―火星に行った3人の宇宙飛行士―です。エーコは薔薇の名前という有名な小説を書いている小説家なのですが、絵本も描いてたんですね~。絵は画家のエルジェニオ・カミオが描いているそうです。
アメリカ人、ロシア人、中国人の三名を搭載したロケットが火星を目指しています。文化の違いから反目しあう宇宙飛行士たち。火星に着陸してからも小競り合いをしていましたが、ホームシックにかかります。そこにいきなり火星人が現れるのですが、この火星人が実は優しさを持ったやつで、最初地球人の宇宙飛行士たちに殺されそうになるのですが…最後は分かり合う。
絵本ながら深い内容に感嘆いたします。当時はアポロ計画の時代で、風刺もあったと思われますが、これは大人こそ読むべき絵本ですね~。