三島由紀夫『午後の曳航』 - Panasonic Melodious Library パナソニック メロディアス ライブラリー - TOKYO FM - 小川洋子,藤丸由華 -
今週の本は三島由紀夫の―午後の曳航―です。三島由紀夫は11月25日が命日。最近よく本屋でも特集コーナーが出来てますね。
13歳の登と母の恋人の竜二が、思想の果てに悲劇の結末を迎えるという物語。 栄光を夢見る男たちが、俗世のなかで暴走して、破滅します。
三島由紀夫らしい自分探し的な面のある小説ですね。なんとなく三島由紀夫の写真を見てみるとこういうを作品を書くようには見えないです。そういう意味では文学的な天才だったんだと思います。最後は自衛隊に乗り込み自決しました。三島由紀夫の小説には人間の強さと儚さが鏤められています。