Panasonic Melodious Library【パナソニック メロディアス ライブラリー】- TOKYO FM - 小川洋子,藤丸由華 -
今週の本は江見水蔭の―炭焼の煙―でした。 明治時代に執筆された作品で、江見水蔭は岡山県出身です。水蔭は―すいいん―と読みます。
明治時代の山村ってこういう感じだったのでしょうかね~。 山で炭焼きの仕事をしている真次が、山主―真次が働く山のオーナー―の娘に片思いしながらも身分の違いもあってあきらめる。真次の真心が切ない。
最後まで報われなかった真次の恋ですが、それでも真次は満足そうな感じ。あきらめすぎて、逆に満足するっていう。相手のしあわせを祈る。明治時代からこういう小説は人気だったんですかね。でも、いまの時代では書けないかも。純真すぎて。