春になってもラジオを聴いて暮らす日々です。サブカルチャーと社会学について。先日ラジオで社会学についての談話を聴く機会があって、そのなかで気になったのが―個人主義化する日本で本や映画が社会と個人を結ぶ役割をする―という考え方。これはとても興味深いです。
本を読んで自分の成長を感じる、映画を見て泣く、漫画を読むのが楽しみだった中学高校時代…サブカルチャー全盛の時代に重なる孤独な社会は、決して偶然ではなく必然的にそうなったのかも。チェ・ゲバラは―芸術が孤独を癒す―と言いました。僕もほぼ同意です。しかし、芸術ではなかなか日常に溶け込まないので、かわりに日本人が求めたのがサブカルチャー。あまり華やかでない僕の人生には常にサブカルが寄り添っていました。
いまも本を読むことを欠かせません。漫画は買わなくなりました。もともとドラマや映画は人生を表現しているものが多く、そこにカタルシスを起こすのは必然なのかも知れませんね。本とは、知識を得るだけでなく孤独を癒すもの。そう思うとますます本が好きになれそうです!また、偶然にいろんな情報を運んでくれるラジオにも同じ温かさを感じます。