生きているのが怖くなることがあります。ふいに。それとなく。夜も昼もなく。それは痛みや困難に直面したときのつらさを、ありありと想像してしまうのが原因。将来それが起こるんじゃないかと。
自分の人生が儚く、意味がないように思えることもあります。いつか自分はくたばる。困難はなくならない。抜いて抜かれて、誰かと比べれば自分の悪いところばかり見えてくる。
そんなとき思い出すのが忌野清志郎の晩年。清志郎は癌の手術をすると歌を歌えなくなると知り、バンドマンとしての人生をまっとうすることを選び、延命を捨てたといいます。
人生とは、へっちゃら感。ロックとは、傷を愛すこと。まだまだ終わらない人生を、精一杯生きたい。一日一生。