ハ、ハリネズミ〜!
ハリネズミの願いが個人的に大ヒットだったトーン・テヘレンさんの最新作らしいです。訳はずっとテヘレンさんの本を翻訳してくれている長山さきさん。
今回の本は63の動物たちがいちばんの願いを回想するという構成になっていて、ハリネズミもそのうちの1匹として出てきます。孤独から脱出したいけれど、被害妄想がそれを邪魔をしていたハリネズミの願い時代から比べると、ハリネズミの願いはポップになっていました。
ハリネズミの願いではラストに登場したリスも、今作で大活躍。喧嘩ばかりしているカメとカタツムリも現在です。また、新キャラとしてマンモスが登場しています。すでに絶滅したことを回想するという異次元なことをしています。
この本の影の主人公はアリだと思います。肝心のアリの願いは分からないんですよね。テヘレンさんの本はこの本を合わせて5作品が訳されてています。そのうち4作はハリネズミの願いの世界観を共有にした動物が主人公の話です。