―生きる意味―上田紀行 岩波新書 を栃木市の都賀図書館で読んでみてその感想と自分への響きなどを。
生きる為に必要な―生きがい―とは苦悩とワクワクの両輪で走って分かるもの。ワクワクはいいけど、苦悩は…と思いましたw でも、苦悩がないと人間は生きれない。張り合いがない。そう思うことはありました、確かに。僕の生活は苦悩とその対話の連続だったと思います。
上田紀行さんは現代を生きるうえで大切なのは、オリジナルな自分を愛すこと。そこには苦悩が必要で、苦悩を認めながらも、希望を求めて生きていくことで自分オリジナルの生き方が見出だせる。なるほどな~と思いました。人間関係で悩んだり、やりたいことがなかったり。そんな人生の苦悩と対話なくして自分を知ることはできないんですね。
でもずっとそれではストレスがたまる。なので、次はワクワクを探す。見つけたらそのワクワクを続く限り持続させるよう行動し、もし飽きてしまったら再構築。まさに人生は旅っていう感じですね。
文化人類学の専門家である上田さん。哲学や心理学とは少し違った視点で、現代日本の停滞や生きづらさを研究なさっています。いま、僕の生活は可もなく不可もなく…これはこれでいいのですが少し心に肥満がついて、効率を求めすぎて余計なことを嫌い、チャレンジを避けている面があったかも。そこに危機感、感じます。ますます精進し、周囲への感謝を深めなければ。